相続した家を売却しようと不動産会社に仲介を依頼したものの、成約につながらないまま時間が経ち、不安を覚えるケースは決して珍しくありません。
「家が売れないのは何か問題があるのではないか」
「家が売却できないなら、どうしたらいいのか」
と悩む方もいるでしょう。しかし、家は大きな買い物です。
売りに出したからといって、すぐに買い手が見つかるとは限りません。不動産市場の状況や物件の条件によって、売れ行きは大きく左右されます。
また、中古住宅や立地条件に難がある家は売却までに時間がかかる傾向があります。
本記事では、相続した家が売れない主な原因と、今すぐできる具体的な対処法を分かりやすく解説します。
相続した家が売れないのは珍しいことではない

結論から申し上げると、相続した家を売りに出したものの、問い合わせがまったく来ない、内覧の申し込みが入らないというケースは決して珍しくありません。また、問い合わせが来て内覧までは進むものの、成約に至らないまま時間が経ってしまうケースもあります。
不動産の売却は、立地や築年数、価格設定などさまざまな要素が影響します。
都市部で駅から近く築年数が浅いなど、「分かりやすいメリット」が多い物件ほど早く売れる可能性が高まりますが、そのような物件を相続できる方は少ないでしょう。
相続した家は「築年数が古い」「長年空き家になっていた」など条件が悪い物件も多い傾向があります。そのため、売却まで時間がかかることを前提に焦らずに売却の計画を立てることが大切です。
相続した家が売れない主な原因3つ!

相続した家が売れない場合、何らかの原因がある可能性があります。ここでは、特に多い3つの原因として以下3点をご紹介します。
- 売り出し価格が相場より高い
- 物件の印象が悪い
- 売却戦略が間違っている
これから相続した家の売却を検討している方も、参考にしてみてください。
売り出し価格が相場より高い
家が売れない原因として最も多いのが、「売り出し価格が相場より高い」ケースです。特に、購入額が高かった物件は高値で売りたいという気持ちが強くなりがちです。
しかし、不動産の価格は時間とともに変化していきます。購入したときは高かった不動産が時間とともに下落するケースは珍しくありません。
相場より高い価格設定になっていると、購入希望者が現れても成約につながりにくくなります。しかも、家の価値は時間とともに下がっていく傾向もあります。不動産会社とも相談し、相場を把握したうえで価格を決定することが大切です。
物件の印象が悪い
以下のような特徴を持つ物件は、第一印象が悪く成約につながらないケースもあります。
- 外観が汚れている
- 庭や玄関周りの手入れがされていない
- 室内に荷物が多く生活感が強い
- 設備が古く、使いづらそうに見える
中古物件の場合、第一印象が悪いとその他の条件が良くても、購入候補から外れてしまうこともあります。家の購入は大きな買い物であるため、第一印象は想像以上に重要です。
特に、物件をできるだけ高く売却したい場合は、ハウスクリーニングを入れたりリフォームをしたりといった対応が必要です。
売却戦略が間違っている
立地条件も良く築年数が浅い、リフォーム済みなど物件の状態も良好なのに問い合わせが少ない場合は、売却戦略が間違っているケースもあります。
一例を挙げると、以下のような場合は売却戦略を見直せば、問い合わせが増える可能性もあるでしょう。
- 広告のデザインや内容がターゲットに合っていない
- 写真が暗い、紹介文が分かりにくいなど、物件の魅力が引き出せていない
- 仲介している不動産会社が売却に不慣れで最適な戦略が打てない
不動産会社の仕事は多岐にわたるため、会社ごとに得意、不得意があります。
住宅の売却の実績が少ない、販売ルートが乏しい会社に仲介を依頼すると、売却戦略を間違える可能性もあるでしょう。
このような事態を避けるためには、不動産会社選びが重要です。
相続した家が売れないときの対策4つ

相続した家が売れない場合、売主が取れる対策もあります。ここでは、売主が実践できる対策を4つご紹介します。
実践できるものは、積極的に取り組んでみてください。
物件の価格を見直す
物件が長期間売れない場合、まずは売り出し価格の見直しをしてみましょう。
同じ地域にある、延床面積、間取り、築年数等が似ている物件の成約事例や、現在売りに出ている競合物件と比較してみると、地域の最新相場が見えてきます。
市場に合った価格に調整することで、問い合わせが増える可能性があります。大幅な値下げでなくても、少し調整するだけで反応が変わるケースもあるでしょう。
ただし、売主の考えだけで価格を下げると売却できても損をする可能性があります。不動産会社と相談しながら、適正価格を見直すことが大切です。
写真や広告内容を改善する
広告の見せ方を変えるだけでも、問い合わせが増える可能性があります。
一例を挙げると、以下のようなことを実践してみましょう。
- 家が明るく広く見える写真に差し替える
- 室内を整理してから撮影し直す
- 立地・日当たり・周辺環境など、物件のメリットをより明確に伝える
近年は、生成AIなどを活用すれば、経験がない方でも魅力的な紹介文を作成できます。仲介を依頼している不動産会社とも相談し、広告内容を見直してみましょう。
また、不動産会社が想定しているターゲットが本当に需要とあっているか、確認することも大切です。なお、何度も申し入れても仲介を依頼した不動産会社が広告を改善してくれない場合は、別の不動産会社の利用も検討してみましょう。
リフォームを検討する
予算に余裕がある場合は、部分的なリフォームを検討するのも一つの方法です。
中古住宅は、新築に近いほど需要が高い傾向があります。また、水回りは新しい設備ほど使い勝手が良く、省エネ性が高い傾向があります。
水回りと壁紙をリフォームするだけでも、第一印象がぐっと良くなる場合もあるでしょう。家がきれいで設備が新しいと、購入後のイメージがしやすくなり、付加価値が高まる点もメリットです。
ただし、費用をかけすぎると回収できない可能性もあるため、慎重な判断が必要です。
買取を検討する
「どうしても売れない」「これ以上時間をかけたくない」という場合は、不動産会社による買取も検討してみてください。
買取であれば、不動産会社が直接購入するため、短期間で売却できる可能性があります。ただし、仲介で買い手を探す方法と比較すると価格が低くなる点がデメリットです。
例えば2~3年も売りに出しているが買い手が見つからないといった場合は、買取のほうがメリットが大きいでしょう。
反対に「売り出してまだ3ヶ月」といった場合は、もう少し粘ってみる価値はあります。
相続した家の価値を知るなら「イエウール」を利用しよう
家の売却をスムーズに行うためには、実際に売り出す前に相続した家の価値を正しく知ることが重要です。
「イエウール」を利用すれば、オンラインで複数の不動産会社に一括で査定を依頼できます。イエウールは全国の不動産会社に査定を依頼できるため、以下のようなメリットもあります。
- 一括査定で比較が簡単
- 信頼できる不動産会社が揃っている
- 高値売却の可能性が高まる
- 登記簿等の書類は用意不要
- 無料で利用可能
仲介を依頼したい不動産会社を探す方法としても活用できます。無料で利用可能なので、ぜひ活用してみましょう。
まとめ
相続した家は、立地や築年数、価格設定などの条件によっては、売却に時間がかかるケースも珍しくありません。売却を決意したら、長期戦になると承知して販売戦略を立てましょう。
また、年単位で売却できない場合は、不動産会社に相談し、売れない原因を整理したうえで、価格の見直しや広告改善などの対策を行うことも大切です。
家の価値を知りたい場合は、まず「イエウール」で査定を依頼し、家の価値を客観的に把握することから始めてみましょう。そうすれば、価格を設定する参考にもなるはずです。



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